あなたはご飯派?パン派?
あなたはご飯とパン、どっち派ですか?
お米は私たちの食生活でとても身近な存在です。
ですが、最近は炭水化物抜きのダイエットや、
ご飯よりおしゃれな感じがする「パン派」に押されています。
財務省の家計調査結果で、家計における米の購入費が減少しています。
平成22年度は、ついにパンの購入額がお米を上回り、
「日本人の一般的な主食はお米」という常識がくつがえりました。
「粒」で食べるご飯は健康効果がいっぱいあります!
「粒」だから、太りにくい
「ご飯」・「パン」・「麺」、いずれも主な栄養素は炭水化物で、
食事の「主食」となるものです。
最近はご飯は味がしないからイヤ!というお子さんが増えているようですが、
パンや麺よりも「ご飯」が一番のおすすめです。
その理由は、ご飯はお米を粒のまま食べるからです。
デンプンを体内に吸収するためには、
分子のサイズが小さくなるよう噛んだり消化液で分解する必要がありますが、
小麦を粉状にして加工してから作られたパンや麺は、分解がとても容易です。
ご飯は消化のスタート地点が粒ですので、
パンや麺に比べると消化に時間がかかります。
つまり、ご飯は血糖値をゆっくり上昇させるので
パンや麺よりも太りにくい主食と言えます。
もちろん、パンや麺も原料や加工法により、
ご飯より消化に時間のかかるものがあります。
精製していない全粒粉を使用したパンや、
非常に硬いデュラム小麦で作られた乾燥パスタなどがそうです。
ですが、お米も精米せずに玄米のまま炊いて食べると、
これらよりも太りにくい主食となります。
もちろん血糖値の上昇スピードは、
主食の種類だけでなく一緒に食べた食品の栄養素も影響して変化します。
食事全体の食物繊維の量や
たんぱく質・脂質・糖質の量やバランスを考えることが大切ですね。
「粒」だから、かむ回数が増える
粒のままお米を食べるということは、
パンや麺よりもかむ回数は自然と多くなり、
食事の満足度アップにつながるというメリットがあります。
よくかむことで、次のような効果が期待できます。
①肥満予防:満腹中枢を刺激して食べ過ぎを予防
②味覚の発達:噛めば噛むほど食べ物をよく味わえます
③滑舌が良くなる:口の周りの筋肉が鍛えられ、発音が良くなります
④脳を活性化:よくあごを動かすので、脳の血流がアップし、集中力、記憶力に好影響
⑤虫歯予防:唾液の分泌が良くなり、虫歯予防になります
⑥がん予防:唾液が発がん性部室を中和します
⑦胃腸機能促進:消化しやすくなり、胃腸機能を助けます
こんなに多くの健康効果があるんです!
パンや麺も、種類や食品の組み合わせでかむ回数を増やすことができますが、
ご飯なら自然とかむ回数を底上げできるというわけです。
ご飯中心の和食なら、食品添加物も減らしやすい
お米を食べる際の加工は、水を加えて吸収させ、加熱して炊くことのみです。
麺の場合は、うどんやそば、パスタなどは、
加工の段階で加えられる添加物はほとんどないようです。
中華麺には「かんすい」という食品添加物が
麺のコシを高めたり色調をよくするために使用されています。
パンの場合はと、手作りの場合でも、
小麦粉に「塩・バター・砂糖・牛乳・脱脂粉乳・イースト菌」などの食品を加えます。
健康やダイエットのために控えたい塩分やエネルギーはアップします。
市販のパンとなると、
これらに加えショートニング・乳化剤・ソルビトール
増粘剤・酢酸Na・pH調整剤など、
驚くほど多くの食品添加物が使用されていることが、原料表示に記載されています。
これらは全て食品として安全性を認められているものですし、
パンに限らず私たちの食生活は食品添加物なくして成り立たないものですが、
人間の体や食品についてはまだまだ解明されていないことが多いのも事実です。
1日3回の主食をご飯中心にすることで、
生涯で摂取する食品添加物の量を大幅に減らすことができるということは、
大きな健康メリットではないでしょうか。
これらの他にも、当然ですが、ご飯は和風のおかずにとても良く合います。
玄米を含め、豆腐・納豆・魚介類・しょうゆ・みそなど、
和の食材や調味料は、健康効果の高いものが多く、
日本以外の先進諸国でも注目を集めています。
私たち日本人こそ、和の食文化を大切にして、
健康効果の恩恵もしっかり受けていきたいですね。
皆さん、お米の健康効果って、思っていたより優れていませんでしたか?
早速お米をといでご飯を炊いてみましょう。
いつもより美味しく感じられること、間違いありません!
健康はバランスのとれた食事と、適度な運動が大切です。
運動におススメなのが、ダンスです!
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